2011年ニュルブルクリンク24時間レースにおいてWRX STIは見事クラス優勝を遂げた。 勝利の大きな要因は、STIが磨き続けたコーナリング性能にあり、いかなるときでも4輪をしっかりと使い、シャープでありながら、まるでストレートを走っているときと変わらないような安定感を持たせること。
それこそがドライバーの心に余裕を生み、安心してアクセルを踏める状況を作り出すことができる。そうした優れたボディバランスを可能にするのが、フレキシブルタワーバーに代表されるSTIのボディチューニングである。ブッシュ類など細かい部分こそ違うものの、このS206とレースカーはまったく同じ考え方で造られている。鍛え抜かれたレーシングドライバーであっても、人間である限り基本は普通のドライバーと変わらない。いついかなるときでもストレスを感じることなく、気持ちよくクルマを操れること。そのためのノウハウが、S206には注ぎ込まれている。※S206オフィシャルサイトより一部抜粋。
S206は限定300台。2012年5月7日までの期間限定で発売されたが、これまでのSシリーズと同様に発売してすぐに完売となった。12月8日には三鷹のスバルギャラリーで特別発表会が開催され全国からスバルファン30組60名が集まり、S206とS206NBRチャレンジパッケージのお披露目がされた。ニュルブルクリンク24時間耐久レースでWRX STIをクラス優勝に導いた佐々木孝太選手が特別ゲストで招かれ、STIチーム監督の辰巳さんとのトークショーも開催された。ただ、残念ながらこの時点でS206は完売していた。歴代のSシリーズの最強を行くS206は、これまでのSシリーズ同様に特別専用パーツが装飾されて、ベースモデルの WRX STIの性能を120%引きだす内容となっている。
メーカー希望小売価格:5,407,500円(税込)
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