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FT-86、正式名称「86(ハチロク)」にて来春発売!レース仕様も同時に公開! 2011/11/28



名車ハチロクを、現代風に表現した『FT-86』

11月27日(日)富士スピードウェイにて開催されたTGRF2011(トヨタガズーレーシングフェスティバル)にて、東京モーターショーより早くFT-86のプロトタイプ(ほぼ市販バージョン)が公開された。
86(ハチロク) No.01

「FT-86」の名で過去の東京モーターショーや86のイベントなどで展示されてきたトヨタの新しい小型FRスポーツカーは、市販されるにあたりAE86の名で親しまれてきた名がそのまま車名となり、「86(ハチロク)」の名が与えられた。
「今一度、クルマの夢や楽しさを提供したい」、操る楽しさを体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトにトヨタとスバルの共同で開発された。
また今後、多様なカスタマイズ商品などが展開され、かつてのAE86型カローラレビン/スプリンタートレノのように、自分だけの1台を作り上げる楽しみも提案されるという。
86(ハチロク) No.02

エンジンはスバルの水平対向4気筒エンジンをベースに、トヨタの直噴技術であるD-4Sを組み合わせている。
2リッターの自然吸気エンジンで200ps/7000rpmと20.9kgm/6600rpmと公開された。
重心の低い水平対向エンジンをFRで搭載することで、インプレッサなどの4WDでは実現できなかった低重心を実現。
また、「フロントミドシップ」位置に配置することにより、車両の低重心化と低慣性化を達成した。

フロントシートのヒップポイントは、トヨタブランドの市販車としては最も低い約400mmに設定されている。
また、レジャー用途にも柔軟に対応するように、トランクスペースなどに十分な容量が与えられている。
後席の背もたれを前に倒すことによって、スポーツ走行用のタイヤ4本と工具類、あるいはゴルフバッグなら2セットが収納可能になるという。
プロトタイプのボディーサイズは全長×全幅×全高=4240×1775×1300mm。
ホイールベースは2570mm、トレッドは前1,520/後1,540mmと発表されている。
トランスミッションは6段MTの他、トルクコンバーター式の6段ATも用意され、 サスペンションは前マクファーソンストラット/後ダブルウィッシュボーンである。
また、ブレーキは前後ともベンチレーテッドディスクとされ、タイヤは前215/40R18、後225/40R18と異なるサイズが装着される。
エクステリアデザインは、「キーンルック」と呼ばれるフロントで獲物を捕らえるようなまなざしを表現。
86(ハチロク) No.03

今回のイベントでは、ショートサーキットにてプレス向けの試乗会も開催されていたことから、 販売前に「86(ハチロク)」のハンドリング記事にも注目が集まりそうである。




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