ル･マン24時間、2日に及ぶ予選が終了。ポールポジションは、2号車のアウディ！

モータースポーツ情報 （2011/06/10）

6月9日、予選2日目を迎えたフランス･サルテサーキット。午後7時からと午後10時からそれぞれ各2時間のセッションが行われた。
前日よりも安定した天候に恵まれたル･マン。これにあわせるかのように、ドライバーも確実にタイムアップを果たしていき、自己ベストを削るタイムが続々と出始めた。
まず、午後7時からの2時間のセッションでは、2号車のアウディがトップタイムを更新。前日、8号車のプジョーのタイムを1秒以上縮めた。その後も2号車は快調にペースアップ。ライバル・プジョーを封じ込めた。
そしていよいよ午後11時から最後の予選セッションがスタート。わずか15分もしないうちに、1号車のアウディが総合トップタイムをマークする。
その後、1度の赤旗を挟んで、再度アタックが開始されると、今度は再び2号車がベストタイムを更新。3分25秒738で暫定トップへと躍り出た。
ドライブしていたのは、日本のSUPER GTでも活躍中のB・トレルイエ。アウディでの参戦2年目ながら、新車･R18 TDIの開発を担当し、クルマを作り上げてきた。
昨年は、セッション後半になってプジョーがベストタイムを更新する仕事をしてみせたが、今年は終盤の追い上げは見られず。
ブノワがマークしたタイムはそのまま第79回大会のトップタイムとなり、結果、ポールポジション獲得という成果に結びついた。

■予選総合結果
・総合（TOP6）
１．No. 2　アウディR18 TDI（フェスラー/ロッテラー/トレルイエ組）　3’25.738
２．No. 1　アウディR18 TDI（ベルンハルド/デュマ/ロッケンフェラー組）　3’25.799(+0.061)
３．No. 9　プジョー908（ラミー/ブルデー/パジェノー組）　3’26.010(+0.272)
４．No. 8　プジョー908（モンタニー/サラザン/ミナシアン組）　3’26.156(+0.418)
５．No. 3　アウディR18 TDI（カペロ/クリステンセン/マクニッシュ組）　3’26.165(+0.427)
６．No. 7　プジョー908（ジェネ/ヴルツ/デビッドソン組）　3’26.272(+0.534)

・LMP2
１．No.26　オレカ03・ニッサン（アヤリ/マイルー/オルドネス組）　3’41.458
２．No.42　HPD ARX-01d（レベンティス/ワッツ/ケイン組）　3’42.615
３．No.48　オレカ03・ニッサン（プリマ/ハリデイ/クライハマー組）　3’43.098

・LM GTE Pro
１．No.55　BMW M3 GT（ファルファス/ミューラー/ベルナー組）　3’57.592

・LM GTE Am
１．No.61　AFコルセ フェラーリF430 GT2 （パラッツィーニ/シオーチ/ブレスリン組）　4’01.282