■トヨタ、2015年のレース活動を発表

モータースポーツ情報 （2015/01/31）

1月31日、東京･お台場にあるメガウェブにおいてトヨタが2015年のモータースポーツ活動発表会を行った。
報道関係者に向けてまず新たなプロジェクトとして発表されたのは、2017年からの世界ラリー選手権（WRC）への参戦。同社にとって18年ぶりとなる。
会場に姿を現したのは、トヨタ･ヤリスのラリー仕様車。日本ではヴィッツとして知られるその車がWRCでの戦闘機となる。
一方、昨シーズン念願のドライバーズ、そしてチームタイトルを手にした世界耐久選手権（WEC）においては、今季もTS040ハイブリッドの2台体制で参戦。
ただし、ドライバー編成に変更を加え、チャンピオンカーとなる1号車にはアンソニー･デイビッドソン、セバスチャン･ブエミに加え、新たに中嶋一貴がジョイントすることになった。
昨年、デイビッドソン、ブエミは8号車を、そして中嶋は7号車をドライブしていたが、この3人がトリオを組むことで、
日本のレースファンは、ル･マン24時間での優勝に大きな期待を寄せることになりそうだ。また、中嶋は日本国内のSUPER GTに代わり、WECへのフル参戦を果たすことになった。
さらに、この変更を受けてSUPER GTにおけるドライバーのラインナップも変更が見られた。会場で発表された体制は以下のとおり。

・SUPER GT GT500クラス
No. 6　LEXUS TEAM LeMans ENEOS（大嶋和也/国本雄資組）
No.19　LEXUS TEAM WedsSport BANDOH（脇阪寿一/関口雄飛組）
No.36　LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S（伊藤大輔/ジェームス・ロシター組）
No.37　LEXUS TEAM KeePer TOM'S（アンドレア・カルダレッリ/平川亮組）
No.38　LEXUS TEAM ZENT CERUMO（立川祐路/石浦宏明組）
No.39 LEXUS TEAM SARD（平手晃平/TBN）

また、SUPER FORMULAでは、あらたに元F1ドライバーの小林可夢偉の参戦が明らかとなった。ラインナップは以下のとおり。

・SUPER FORMULA
No. 1　中嶋一貴（PETRONAS TEAM TOM'S）
No. 2　アンドレ・ロッテラー（PETRONAS TEAM TOM'S）
No. 3　ジェームス・ロシター（KONDO RACING）
No. 7　平川亮（KYGNUS SUNOCO Team LeMans）
No. 8　小林可夢偉（KYGNUS SUNOCO Team LeMans）
No.18　中山雄一（KCMG）
No.19　ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ（LENOVO TEAM IMPUL）
No.20　アンドレア・カルダレッリ（LENOVO TEAM IMPUL）
No.38　石浦宏明（P.MU/CERUMO･INGING）
No.39　国本雄資（P.MU/CERUMO･INGING）