中古車買取/販売・中古車査定情報,中古車検索やスポーツカー買い取り/査定のGTNET

S耐鈴鹿戦で、ユニークなレースシステムを実施

コラム (2016/06/09)

6月11-12日、三重・鈴鹿サーキットにおいてスーパー耐久シリーズの鈴鹿戦が開催される。早くも今シーズン3戦目を迎えたS耐。今回は、通常のレースイベントとは異なり、ひと味もふた味も異なるレースシステムが導入されることになった。S耐が参加型イベントであり、そのレース自体が大きな盛り上がりを見せていることから、今回、ユニークなシステムを採り入れることになった模様。果たして、どのようなレースが行なわれるのか。

・予選後に敗者復活戦を実施
スーパー耐久シリーズ第3戦は「SUZUKA“S耐”サバイバル」と銘打ち、まず、決勝進出をかけた予選からワクワクドキドキのセッションとなりそうだ。土曜日に実施される「セカンドチャンス100」。こちらは各クラスの予選を惜しくも通過できなかったチームのための「敗者復活レース」とでもいおうか。現在、鈴鹿戦にエントリーしているのは全61台(スーパー耐久オフィシャルサイトより)。うち、ST-XとST-1クラスは基準タイムをクリアさえすれば、基本的に予選落ちはない。だが、その他(ST-2からST-5クラス)の4クラスには、予選通過という第一関門が待ち受ける。そして予選通過が叶わなかったチームには土曜の午後から100分間レースが行なわれ、改めて決勝へのチケットを手にすることができるというものだ。なお、出走できるかどうか、各クラスごとに台数が制限されている。オフィシャルサイトによると、勝ち上がることができるのは、ST-2クラスが1台、ST-3クラスは2台、ST-4クラスが13台、そしてST-5クラスは5台という内訳になるとのこと。いずれにせよ、「セカンドチャンス100」を経て決勝進出を果たすには、ハードルの高い戦いが待ち受けていると言っても過言ではない。

・決勝は45台による4時間の戦い
去年まで秋の開催となっていた鈴鹿。これまでWTCCとの併催時には、スプリント形式のレースを行なうなど、ユニークな展開をしてきたことも記憶に新しい。しかし、今年は6月開催となりさらに決勝のレース時間が1時間長くなって4時間の戦いを繰り広げる。さらに、スタート時間も遅めの開始に設定されており、チェッカーフラッグが振られるのは午後7時20分前後が予定されている。つまり、ライトオンの必要性が出てくる時間帯でのレースフィニッシュを迎えるため、通常よりもさらに過酷なコンディションでの戦いになること間違いナシ! 夕闇迫る中でのバトルは鈴鹿でのS耐イベントとしては初めてのこと。展開次第では、思いもしないドラマが待ち受けるかもしれない。

・GTドライバーも数多く参戦
スーパー耐久は、「参加型レース」だと紹介したが、近年はその参加型に加勢するような形で、プロドライバーの参加も増える傾向にある。シリーズで、あるいはスポットで、とその参加スタイルには個人差があるが、SUPER GTのOBドライバーはもとより、現役のGT500クラスドライバーが名を連ねることも今となっては決して珍しいことではなくなっている。この鈴鹿戦にはなんと25名が参戦。新旧のプロGTドライバーが見せる巧みなテクニック、ドライバー同士による駆け引きなど、特筆すべき見どころもたくさんありそうだ。

そんな彼らの多くがエントリーするST-X。その背景にあるのは、GT3規定のスーパーカーでの参戦が可能であるということ。結果、注目度も高まり、ハイレベルの戦いを繰り広げるためにステアリングを握るプロドライバーが自然と増えているという見方ができる。今回の鈴鹿にスポット参戦をするドライバーが多いのは、6月にSUPER GTそしてスーパーフォーミュラの両カテゴリーの公式レースがないということも見逃せない。乗るクルマこそ違えど、鈴鹿の一戦で実戦経験を積んでおくことが、今後のレースに向けてトレーニングとしても好材料というわけだ。ポテンシャルの異なる様々な車両によって戦われるスーパー耐久。コース上でのバトル、そして車速の異なるクルマをかわしながらの戦いは、ときにSUPER GTよりもハードな展開になる可能性もあるだろう。そんな中で、豊富なキャリアを誇るドライバーたちの競演も見どころのひとつとなるはずだ。

なお、今回のレースウィーク中、サーキット内ではライブタイミングをはじめ、走行結果やラップタイムをひと目でチェックできる携帯端末用のアプリが登場するという。サーキットのフリーWi-Fiを使って、最新のアプリを活用しながらレースを楽しむこともできるというわけだ。4時間の長丁場だけに、どのチームが何位を走っているのか、誰がどのくらい速いのか、など気になるポイントをアプリからチェックすれば、レースの展開もよくわかることだろう。新たな試みが凝縮されたイベントとなるスーパー耐久第3戦鈴鹿の盛り上がりに、注目が集まる。



車/中古車買取査定TOPへ > NEWS Report一覧 > S耐鈴鹿戦で、ユニークなレースシステムを実施
■無料査定 GTNETではこれまでの実績をもとにスポーツカーの高価買取を行います。
GTNETでは、新車・中古車・スポーツカー・スーパーカーなど様々な種類の車の販売・買取・査定・下取りなどを行っています。
◆中古車販売検索TOP
◆スポーツカー無料査定申込
◆新車情報
◆GTNET店舗検索
◆車/中古車買取・査定TOPへ

Copyright(C) 2008-2016 GTNET.inc All rights reserved.