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参戦クラス拡大、スーパー耐久はより華やかに

コラム (2017/03/28)

3月最後の週末、海の向こうオーストラリアにおいて、2017年のF1GPが開幕。ついに、サーキットでのタフな戦いが始まった。日本国内でもここのところ頻繁に公式テストが行われており、今シーズンの動向に注目が集まる。その中でトップバッターを切るのが「スーパー耐久シリーズ」。4月1、2日に栃木・ツインリンクもてぎで行われる開幕戦は、シーズン初戦というだけでなく、新たな時代の始まりを告げる戦いを目にすることができそうだ。

・進化を続けるスーパー耐久
市販車を改造した車両によって争われるレースとして知られる「スーパー耐久」。略して「S耐(えすたい)」と呼ばれるこのカテゴリーは、市販の量産車をベースにした車両で戦う「N1(えぬわん)耐久シリーズ」としてスタートし、参加型モータースポーツという位置付けの中で、アマチュアドライバーを主軸にシリーズ戦を展開してきた。しかし、プロドライバーによるツーリングレースが、GTレースに一本化されて以降、次第にプロドライバーの参戦も増え、現在では彼らが自身の、または気の合う仲間とともにチームを率いて参戦することも珍しくない。もちろん、それ以前に参戦車両の規定にも変革が行われ、自動車アフターマーケットとの連動を意識した車両を認めるなど、独自路線を築き、ブラッシュアップし続けていることも特徴のひとつとして挙げられる。

近年のS耐において、大きな動きとして捉えるべきは、2012年に導入された参加車両の見直しだろう。FIA-GT3規定に準拠した車両が参戦可能となったのだ。市販車というより、むしろ「市販車に限りなく近いレーシングカー」といえる車両が参戦できるとあり、これを機に、SUPER GTのGT300クラスを所望するも、諸事情により参戦を諦めていた高レベルのアマチュアドライバーが出走するようになる。併せて、コンビを組むドライバーとしてプロドライバーも積極的に参戦。レースを取り仕切るSTO(スーパー耐久機構)も、参戦チームのポテンシャルに不公平感を与えないようドライバーのレベル管理をより細分化、チーム間の均衡を図るようになった。


・2クラス新設で、S耐は8クラスに!
ときには参戦車両がクラスを超えてバトルを見せるS耐。昨シーズンまでは6クラスで行われたこの戦いに、今シーズンは2クラスが新たに加わる。8クラスの内訳だが、これまでのST-Xクラス(FIA-GT3)をはじめ、ST-1からST-5クラスに、ST-R、ST-Zという2クラスが加わる。新しく設定されたクラスには、どのような車両が参戦できるのか。まず、ST-R。近年、世界のサーキットで行われている人気のツーリングカーレースカテゴリーであるTCRに準じた車両が該当する。主にGT3を参考にした独自の性能調整を施したものだが、車両のコストパフォーマンスの高さが、その人気を支えているようだ。今シーズンは、ホンダ・シビックTCRやアウディRS3 LMSの参戦が予定されている。そして、ST-ZにはFIA-GT4車両が該当。名前のとおり、GT3カテゴリーはハードルが高いと感じるアマチュアドライバーが食指するライトチューニングのGT車両と言うべきか。現時点で開幕戦のもてぎには、このクラスでの出場はないようだが、今後の展開次第によっては、盛り上がりを見せる可能性が高いクラスだと思われる。

2クラス増加によって、コース上の大混戦は必至。参考までに、トップクラスに位置付けされるST-Xと、一番下のクラスとなるST-5とでは、時速100kmほどのの差が出るとも言われている。参戦ドライバー全員がプロではない事実を踏まえると、レース中に大きなアクシデントを引き起こす可能性も少なくないのが、今のS耐の現状でもある。そこでSTOは、開幕戦のもてぎで"様子見”として、クラスを2つに区分。それぞれのクラスで決勝レースを行うとした。つまり、新たな取り組みに伴うリスクを回避するだけでなく、安全性を高く意識した上でのバトルができる舞台を用意したのだ。決勝レースは土曜、日曜のそれぞれに行われ、各200分を戦う。アナウンスされているクラス分けだが、土曜日決勝は、新設のST-R、ST-Z(もてぎ戦での出走予定はなし)をはじめ、ST-1、ST-2、ST-5の計5クラスが出走。翌日曜日決勝には、ST-X、ST-3、ST-4の3クラスがバトルを展開する。なお、今回のレースフォーマットは、いわば”トライアル”であるとしている。

先述のとおり、近年はスーパーフォーミュラやSUPER GTといったトップカテゴリーで優勝争いの経験を持つドライバーも出場を宣言しており、盛り上がりを見せるS耐。あ・うんの呼吸で駆け引きを見せる可能性も高いだけに、見る側の期待値も倍増。とくに、SUPER GTとはひと味もふた味も異なる魅力を楽しむことができそうだ。もちろん、GTNET MOTOR SPORTSも、ST-Xクラスに参戦。ニッサンGT-Rでの参戦5年目となる今シーズンは、「Y's distraction(ワイズディストラクション)」とタッグ。を新たなチーム体制を構築し、ゼッケン「99」をつけた「Y's distraction GTNET GT-R」がサーキットを疾走する。



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