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自動ブレーキ、夜間での性能を新たに評価対象へ

コラム (2019/03/12)

昨年3月下旬、国土交通省が認定を開始した衝突被害軽減ブレーキの性能。性能認定制度を創設した。その後、昨秋には夜間の対歩行者被害軽減ブレーキなどの評価結果を公に発表するなど安全な自動車の普及促進を実施している。また、今春からこの結果を踏まえ、夜間走行時の自動ブレーキの性能評価を加えることになるという。

・性能認定の概要
国土交通省の報道資料によると、衝突被害軽減ブレーキの性能を有していることに対しての認定は、各自動車メーカー側からの求めがあって実施されるものであり、あらかじめ国がメーカーに義務付けているものではない。なお、認定の基準は以下のとおり。(以下、国土交通省資料抜粋)

1)静止している前方車両に対して50km/hて?接近した際に、衝突被害軽減フ?レーキによる制動制御により、衝突しない又は衝突時の速度か?20km/h以下となること。

2)20km/hて?同一方向に走行する前方車両に対して50km/hて?接近した際に、衝突被害軽減フ?レーキによる制動制御により、衝突しないこと。

3)1)及ひ?2)の衝突被害軽減フ?レーキによる制動制御の少なくとも0.8秒前まて?に、衝突のおそれか?ある前方車両の存在を運転者に知らせるための警報か?作動すること。

これら3つの基準をクリアし、認定を受ける資格を得た自動車の情報は、国土交通省のホームページで公表されるほか、自動車メーカー等が、衝突被害軽減ブレーキの普及促進のための広報活動等において情報を活用することができるようになる。そして今春から「街灯のない夜道などで歩行者がいた際、自動ブレーキがきちんと反応できるかどうか」が新たに評価対象として加えるというのだ。

・交通事故の25%は夜間に発生
交通死亡事故のデータを見ると、およそ4分の1が夜間走行時に人をはねる事故だという。今回の性能評価の項目追加は、夜間の事故撲滅を掲げ、実施されると考えられる。これに合わせ、昨年11月下旬には、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が主催で夜間の対歩行者被害軽減フ?レーキ等の評価結果発表と公開テ?モ試験・乗車体験が、茨城県にある日本自動車研究所・城里テストセンターにおいて実施された。

このデモ試験では、対歩行者被害軽減フ?レーキ(夜間街灯あり) の状況で、「試験車両の進行方向に対し、右側から試験用ターケ?ットか?横断してきた際に、警報か?発せられてト?ライハ?ーか?フ?レーキを踏んた?ことにより、又は自動フ?レーキの作動により、衝突を回避したか、または衝突前にと?の程度速度か?低減されていたか」を確認。これを、 見通しの良い道路を横断する場合と、駐車車両の陰から道路を横断する場合の2種類の交通環境を想定して試験が行われた。

あわせて、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の試験も実施。速やかにフ?レーキヘ?タ?ルからアクセルヘ?タ?ルに踏み換え、試験自動車か?停止もしくは仮想衝突位置を超えるまて?アクセルを踏み続け、「衝突を回避したか、又はと?の程度加速か?抑制されたか」を確認したという。この時、前進と後進、また車両ターゲットの有無を組み合わせ、4種類の試験が実施された。

今春から導入される性能評価では、結果を点数化して公表。昨年のデモ試験を踏まえ、今後の試験では月明かりの夜道に相当する1ルクス未満の明るさを想定。時速30から60キロで対向車とすれ違った直後に、対向車の背後から歩行者が飛び出してくる状況で性能をはかるという。

現在、新車における自動ブレーキ搭載率は77.8%だというが、性能の基準を国が定めているものではない。今回のように性能を数値化して公表する項目が増えることで、この先、性能向上をさらに促すことへ一役買うことになると考えられる。



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