1892年、ドイツ人技術者のルドルフ。ディーゼルによって発明されたディーゼルエンジン。燃料はガソリンの代わりに軽油を使用する。マフラーから出る黒煙とは裏腹に!? ガソリンよりも安価かつ燃費が良いというイメージが先行するため、4WDや営業車、バス、トラックでの使用頻度が高い。また、万一の話ではあるが、燃料の引火点がガソリンよりも高いため、危険性が低いのも特徴。しかしながら黒いススとまで言われる粒子状物質への風当たりは強く、当然のことながら汚れた排ガスを散布している状態。最近では、燃料と空気とを完全燃焼できるよう、加圧と制御を分担したコモンレール方式にも脚光が集まっている。ちなみに日本では、2005年にディーゼル排出ガス規制が施行され、基準値をクリアできないディーゼル車は特定地域での登録ができなくなった。
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